先日、北海道へ行って紅葉を見てきました。
北海道は紅葉するのが早く、9月の終わりでもそれなりに紅葉しているんですよね。
大自然に癒されてきました。
そこで、入山前に係の方の説明を受けるんですが、
そこで言われた一言。
「先日、低体温症で亡くなった方がいるので、防寒をしっかりしてください」
マジかよ…となり、
これは本当に防寒しなきゃならない、と思わされますよね。
これが、ただ単に
「防寒をしっかりしてください」
だけだと、聞き流す人もいると思うんです。
実際、その場にいた人たちは恐怖を感じ、みんな上着を着たりして防寒対策をしていました。
これが恐怖を使って人を動かす一例です。
人を動かすためには恐怖させるのが手っ取り早い。
車の教習を受け始めの時に、ビデオを見ますよね。
「危険運転がなければ、我が子が命を落とすことはなかった」
というような映像。
これも恐怖です。
恐怖させるようなストーリーを使って、人の心に強く印象づける。
恐怖させるというと、何か悪いことのような印象があります。
じっさい僕もサラリーマンで営業をしてますが、
「相手のストレスになるんじゃないか」
みたいな思いから、恐怖をあおるようなセールスはあまりできていませんでした。
しかし、そうではないのです。
さっきの山の例であれば、恐怖したことによって、身を守る行動をとることができたのです。
むしろ恐怖させてくれてありがとうな訳です。
つまり、行動の結果が相手のためになることであれば、むしろ恐怖させてあげた方が良い。
人の関心のレベルで言っても、恐怖というのは最も高い関心度合いです。
AIDA・AIDMAの記事でも書きましたが、Attention(興味)、Interest(関心)、Desire(欲求)、Action(行動)の中に、Fear(恐怖)が入ると、人はより行動しやすくなります。
そう思って見てみると、恐怖を使ったセールスは世の中に大量にあります。
そのシミほっといて大丈夫ですか?
もしあなたが事故に遭ったら、家族はどうなりますか?
外国人を怒らせる、こんな間違った英語を話していませんか?
などなど。
恐怖を有効に使いましょう。
恐怖を使いこなすことで、売上を格段にアップできます。