出会い系サイトのつくりを見ると、ネットビジネスの仕組みとほぼ一緒であることがわかります。
出会い系で異性を探すときはどうやって相手を見つけるんでしょうか?
出会い系で相手を探すための主な機能は、メールと掲示板です。
メールは、プロフィールなどを見て気になった相手に直接サイト内でメールを送ってみる方法です。
掲示板というのは、2ちゃんねるみたいにメッセージを投稿していく場所です。「今日新宿で暇な人ー?」とか書いておけば、新宿にいる人がそれを見てメールをくれるという寸法です。
ブログを使ったネットビジネスもこの出会い系の掲示板の流れと全く一緒です。
どちらもネット上に誰かの興味を引きそうなことを書いておいて、相手が反応してくれるのを待つという点で共通しています。
ブログと出会い系で違うのは、出会い系の場合は「足あと」という機能で、誰が自分の掲示板書き込みを見てくれたかがわかるので、その足あとをたどってその人に直接メールを送ることができるという点です。
ブログの場合は来てくれた人に直接メールを送ることはできません。
よって、ブログに来てくれた人にプッシュでアプローチするために、メールアドレスを手に入れたいわけです。
これがいわゆるリスト取りです。
リスト取りは、ブログというプル型メディアに興味を持って来てくれた人に、プッシュで当たりにいくという理にかなった方法です。
こうして見てみると、ブログも出会い系も本質的にはやってることは一緒です。
まずは興味を持ってくれる人を集める。次に来てくれた人とメールのやり取りでコミュニケーションをとる。それでお互いのニーズがマッチすれば出会うなりコンバージョンする。
ポイントとしては、まず、ブログでも掲示板でも、相手が興味を持ちそうなことを書いておかないと反応が取れません。
あとはブログでリスト取りをしても、基本的にはこちらから送るメールばっかりになります。出会い系であれば相手からの返信がありますが、リストから返信があることは稀です。なので、こちらがステップメールなどで連続で話し続けるかたちになるので、それを意識した文面作りが必要になってきます。
出会い系だと自分の掲示板に来てくれる人数はかなり限られますが、ブログはもっと母数が多くなります。なにせ世界中の人が見ることができます。
よって重要なのはいかに自分のブログ記事を見てもらうか?ということになります。
出会い系の掲示板で考えれば、題名をキャッチーにする、人の多いエリアで書き込む、などの対策が考えられます。
ブログでは人の集め方はまずはSEO。記事内にキーワードを散りばめてグーグル検索から来てもらいます。
それからSNS。
そして広告を打つ。
これらによって集めたアクセスからメールアドレスをとってプッシュしていく。
これが基本的なネットビジネスの流れです。
極端な話、相手のプロフィールとメールアドレスがあれば、相手にメリットがありそうな商品をプッシュでセールスしていくことができるので、それらがもうあるならブログがなくても良いわけです。
でも最初のきっかけがブログなので、ブログはそのために存在していることになります。
つまりブログは集客のためのツールです。
「プロフィールを見て直接提案」の方が明らかに強いので、ブログはあくまでその一部を担う存在ということです。
要は「それに興味がある人に直接プッシュ」がしたいわけなので、興味がある人を集めるのは何でも良いです。YouTubeでもXでもインスタでもブログでも目的は一緒です。
たかが出会い系と侮ることなかれ、出会い系からも学ぶことは多いです。