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金を奪うのではなく、時間を奪う

ビジネスでいきなり金を儲けようと思っても、そうそう上手くはいきません。

相手が金を出すという行動に出るまでには、それなりに段階が必要になります。

 

その第一段階が、「時間を奪う」ということです。

まずは相手から時間を奪います。

自分と接触してもらう時間を増やす。

 

正確に言えば、時間を奪うというのは、目的というよりは結果です。

面白いコンテンツや、ためになるコンテンツなど、何かしら相手にメリットのあるものを提供できた結果、相手が時間を使ってくれます。

 

時間を使ってもらうのはなかなか簡単なことではありません。

というのも、何かに時間を使うということはつまり、他の選択肢をすべて捨てるということだからです。

YouTubeを見るということは、マンガを読むことも、勉強をすることも、寝ることも全て捨てる、という選択をしていることと一緒です。

 

他の選択肢をすべて捨ててでも見てもらうようにするわけですから、時間を使ってもらうためにはそれなりのパワーがいります。

興味をガッと引いて、その場にとどめる。

実演販売とか、ナンパ師とやることは一緒です。

 

ポイントは、共有。

こちらの実演販売師の記事がとても参考になります。

「こういうところの水垢困りますよね」と言って、悩みを共有する。

無理強いしない。

めっちゃ重要なことを言ってます。

 

時間を消費してもらう前提は安心感です。

不利益をもたらす敵だ、と思われたら終わりです。

絶対的にメリットを提供しなければなりません。

 

メリットを提供する代わりに、時間を提供してもらうわけです。

そして時間を使ってもらえれば、いつの間にか心も奪うことができる。

時間を多く共有すれば、人は親近感を持ちます。

 

いきなり金は奪えません。

金を奪うのはタイムシェア・マインドシェアを得ていることが前提で、その状態からニーズのマッチした相手からもらえるものです。

何もシェアしない状態で、いきなりオファーしたところで売れるはずがありません。

 

逆に言うと、時間を使ってさえもらえれば、金になります。

自分のところに留めることに全力を注ぎましょう。

しかし、無理強いはしない。そんなことをしても離れていくだけです。

自ら進んで、いてもらうようにしなければならない。

 

となればもう、やることは、提供&提供&提供。ギブアンドギブです。

もう滅私。

ホントのホントは自分のためだけど、それは完全に隠す笑

相手のためになることだけを考えて、時間を使ってもらう。

 

無料のものでも、時間を使うというのは実は恐ろしい。

金がかからないと思っても、タイムシェアという超重要なものが奪われています。

だって他のことができないんですよ。やっている間は優先順位1位です。自分の中の重要なポジションを相手に与えているのです。

いつの間にかマインドシェアも奪われて、すすんで金を払う入り口に立っています。

僕たちはやっぱり奪う側でなければなりません。

とにかく時間を使ってもらう。

メリットを渡しつづける。

これしかありません。

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